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最近の鳳鳴生は元気がないと言われますが…
- 精神的に余裕がないのでは。兎に角成績を良くしないといけないという強迫観念が、勉強の目的以前にあるのかも知れない。常に走りつづけなければ、という自転車操業的な考えを持っているようだ。
今の鳳鳴生は以前と気質が違いますか?
- 年代や社会的世相の違いにより、違いはあるが鳳鳴に限ったことではない。自分で何かできる世代と、自分からは何も出来ないマニュアル世代があり、最近はマニュアルで育ってきているので、急にマニュアル無しでやれ、といっても出来ない。学校では考えながらやるということを教育しているし、少数ではあるが、勝手にやる奴は文化部に限らずにやっているようだ。
想い出深い卒業生はいますか?
- 化学系で片寄ってしまうが、福岡君や隣の研究室の清野君などは優秀で、学会などでも声を掛ける。高校生の時に進学する目的は必要だが、「入ることだけ」を目標にすると、後がきつい。全国から同じような学力の生徒が集まってくるので、勉強しようと思って入学してくるのと、取り敢えず入った学生ではスタートからして違う。勉強というのは効率が問題なのであって、一日何時間やったからどうだというものではない。
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鳳鳴の良さは何ですか?
- 学力競争からは逃れられないが、競争に埋没するようでは、鳳鳴の良さは出てこないだろう。良いものをもっている生徒はいるので、埋没してほしくない。鳳鳴は伝統的に後半追上型が多いというか、ゲームに負けているとは思わないが、スタートが弱く数字の上では見劣りしているので、その辺が心配だ。東大に大量に入る学校は意外に生徒が自分のペースでやっているのではないか。地方の学校は地域性もあるのか、入ることが目的になっている。やはり余裕がないと埋没してしまう。
では中高一貫教育は魅力的ですか?
- 地域性が都会的なら馴染むのではないか。親が何代にも渡って地域に根を下ろしている地域ではどうか。
- 学校教育ではむしろ、複線化の方が現実的ではないか。様々な人間がいる地域ではあちこちの道路から入ってこれるようなのが良く、そのシステムを整備するべきだ。
- 鳳鳴の場合も毎年就職する生徒が10数人いるが、そういう意志がある生徒でも進学中心の雰囲気では、生徒も教師もそういった話がしづらい。
- 就職相談ももちろんしているが、就職したらそれで終りというのではなく、その後も勉強したくなったら出来るようなシステムと、そういう事が出来るのだと教えておく事が必要だ。
- 今一番袋小路なのが国立高専だ。かつては技術者の短期養成コースだったが、現在では2〜3割が進学しているのではないか。商業高校でも進学が増えている。
- 受け入れる方(大学など)も単位の認定などで融通して欲しいし、そういう事ができるのだということを教えておかなければならない。鳳鳴から国立高専にも転校できるがそういった知識もない。また専門学校からも大学に編入できるシステムなどもあっても良いのではないか。
大学進学後の進路について悩んでいる卒業生に一言
- どんな大学、分野であっても基本的なことが出来ていることに自信をもつべきだ。あとは必要に応じて足りないものを補えば良い。
- いつまでも高校の時の偏差値の世界にいないでほしい。大学卒業も単に「大学を出た」ということだけであって、その後にやりたいことを如何にやるかではないか。
- 人生では学校と違って時間は自由に使える。大学は軽く出たという気持ちで別の大学に入り直してもいいだろうし、冒険に出かけてもいい。
野村先生、お忙しいところありがとうございました。
(インタビュー/文責:小棚木 政之)
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